読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2016/03/25

 やっと奥泉光の鳥類学者のファンタジアを読み終えた。読書記録として五年続けたソーシャルラブラリーから今年になって読書メーターに移って色々やっているんだけどそこでの日付を見ると5日かかったらしい。755頁なので一週間以内に読了できたのは饒舌体がなせる業か。

 私はSFファンではないから、スリップストリームにしてもメインストリームに混ぜ込んだ傍流のミステリーやSFなどはほとんど読んでいない。それでも何かこう、読み始めたら結末まで絶対に読んでやるという精神で過ごしてきたからか完食できたし、かつ強引な、荒唐無稽さは、かなり野心的な〈かたり〉を採用したことで意外と文学的だと思えた。何故に文庫本上下二冊に分冊しなかったのか不思議だけども読み終わったあという達成感は今すごく感じてる。私がワタシを三人称で語る、この設定はパクリたくなる。自己言及どころじゃないから。短篇だったらできるだろうか。

 ちなみに私には約10年間のピアノ教室歴があって、今でも弾けるし、ジャズも好きで何か長い文章(原稿用紙50枚以上のもの)をやる時はビル・エヴァンス坂本龍一mp3プレイヤーソフトで無限リピートさせて書いている。だから、というつもりはないがほぼ学校の音楽の時間しかやっていない人達よりは分かり良い感じでサクサク読み進められたのかもしれない。

 次はまた手元に二冊となったヴォネガットと一冊になったオースター辺りを読んで私のスリップストリーム(文学上の)お勉強読書は終わるかな。

 積読も大分消化してきたので、来月の中旬にはどっさりと現代純文学の分野と暗黒小説を買い込む予定。青山七恵のものがかなり文庫化していた。魔法使いクラブまでで青山七恵は止まっているので未読のものをどんどん読みたい。