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2016/04/21

 ピストルズを読み終えて、あとはドストエフスキーの白痴が積読の中の大きな山場になる、というか苦行になるが、これを消化するとほぼ積読消化に成功する。で、ごそごそ残っている本を漁っていると浅田彰の逃走論――スキゾキッズの冒険が出てきたので読み始めた。

 柄谷行人蓮實重彦、それに四方田犬彦渡部直己は読む必要、義務があったし、実際そこから論理の援用ないしは引用が必須だったからなのだけどこうしたポスト構造主義的な面々の中に身を沈めてみたにしては、なぜか浅田彰が私に接近してこなかった。読みたいのなら読めばいいので嫌っているわけではなく、上に挙げた面々は半ば強制的に必要に迫られたのに対し、その線上に浅田は入ってこなかったのだ、何なんだ浅田彰は、とずっと気になってはいた。

 それで読み始めて、まだ30頁目くらいなのだけどスキゾ型とパラノ型もわかりやすく書かれているからわかるんだけど、それはさておきこの文体は何だ。プレイボーイで書き飛ばすエッセイみたいな軽薄さがあるぞと思ったがあんまり重々しく書くとパラノ型になっちゃうのか? ここで同じく80年代のあれは彼女が水着に着替えたらであってたかな? で使われたサザンオールスターズミス・ブランニュー・デイから歌詞を引用すると「しなやかと軽さを履き違えてる」みたいになってなきゃいいなと思います。多分読書メーターの方では読み終えたら読み終えたとだけしておいて感想は書かないと思う。