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2016/04/27

 やーっと逃走論を読み終えた。しばらく学術書から遠く離れて小説に帰りたい。

 疲れ、というより過眠傾向における傲慢な睡眠不足のために歯医者を休んでしまって、歯医者もゴールデンウィークは休むそうだから次は二週間後になった。申し訳ない事をしたが心が軽くなったのも事実。

 

 あんまりアニメの話はしないようにしようと思っていた。私もオタクに分類される人間だから実感するのだけど口やかましい人種で、この頃は表象文化論の文脈を手に入れて、さらに理屈っぽくなってきたので喧嘩し始めたら手に負えないだろう。だから否定的な事は一切いわないようにすれば大丈夫かな。
 今期放送のあんハピの、OP中毒動画(永久ループ動画)を見ていて、ハッと気付いたのだけど、「萌え」という言葉、死にましたか? 

 

 いつアニメを見始めたかというとガキんちょの頃から(90年代の夕方アニメ)で、深夜アニメはどうかと言うと真下監督のNOIR(01年放映、OPはアリプロ)から見ている。
 そんでもって「萌え」の歴史をちょっと調べたらやっぱりうるさい事になっていたが、一気に広まってみなが使い出した例は、2chが圧倒的な存在感を確かにした00年ジャスト前後、そしてカードキャプターさくらだと思う。2016年の今においてあのやっつけアスキーアートを見ると時代を感じるけれどいたるところにペーストされていたのでとても印象深く懐かしい。
 とにかく萌え萌え言っていたのだ。多分00年代は後半になっても「萌え」は生きていたはずだ。2010年代以降、つまりここ5年ほどを振り返ると「萌え」という言葉を聞かなくなった気がする。単純に「かわいい」とみんな言っている。ごく最近で言うとご注文はうさぎですか? や、ゆるゆりや、艦これアイマスラブライブで「萌え」という言葉を聞いたか読んだかというと、これがないんだな。
「かわいいは、正義」と宣言してアニメ化された苺ましまろは05年夏なのだけどまだ萌えていた。かわいいとはあんまり言ってもらってなかった。どちらかというと生意気な奴らだったし。かわいいけど萌えよりロリコンの文脈に回収された感がある。
 2010年代以降のアニメ史を思い返そうとすると、大量に新作が襲い掛かってくる時代になっているから数が多すぎて頭が混乱してくる。最大のヒット作として、まどか☆マギカを出そう。あれが震災の最中で2011年初頭である。そこに「萌え」は言葉としてあったか? 多分なかった、というか言われていなかった。ひだまりスケッチが初アニメ化したのが07年初頭で(同時期対抗にまなびストレート! 懐かしい)、その時にゆのっち萌えという言葉はかろうじて生きていたから、キャラクターデザインを蒼樹うめがやっているなら多少使われても良さそうなものだが。
 「萌え」はいつ死語になったのか。これは研究すると面白いと思う。面白いと思うけど私は考えない。めんどくせえ。
※「萌え 死語」で検索したら沢山ヒットした。なあーんだという感じ。今更気付いた私が遅かったらしい。ただいつ死んだかの答えは見つからなかった。