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2016/06/15 serial experiments lainゲーム版完全プレイ動画、合計49話

 サブカルチャー、特に東浩紀辺りが、アニメを肯定する言説を作り始めて、要はヲタクどもをある種高尚というか一般受容に対する格上げを行い、見事に成功した。困ったらセカイ系って言っておけば良い、みたいな。ファッションオタクとでも言うか。で、このオシャレにサブカルチャーを楽しむ、あるいは楽しんでいるフリをする、という事を大学に入学してみんなやり始める。本当にのめり込んだ人は表象文化論の文脈も手に入れて、学者を目指したりする。東大の駒場に院で潜りこんだりして。

 そんな「俺の/あたしのサブカル論、アニメ論、表象文化論、凄いでしょ」的な人々が異口同音に賛美してやまないのが1998年アニメ版ゲーム版が公開されたserial experiments lainである。

 私の周りには殊の外、たくさんいた、文学部だしね。

 それで、serial experiments lainアニメ版はみんな見ている。ちゃんと金払ったのか、画質が悪く字幕スーパーにフランス語やスペイン語が出てくるようなアレで見たのかは知らないし今更そこ突っ込んでもしようがないので、不問にする。

 で、案外意外なのが、彼らはアニメ漫画には主張できるものを曲がりなりに持っているのだけど、ゲームになると、意外とこいつらモロイ。PCゲーム、ギャルゲー・エロゲーはやっていたりするんだろうが、そうじゃなくてサブカルの文脈で回収できる据え置き型の通常のゲームに、彼らは言葉を持たない。

 

 真に優れているか実験的すぎるものは、深夜帯であろうと公共の電波使って映像として放送できない、放送しづらい。だから企画の最初からOVAの予定で、一般放送なしだった「フリクリ」がとてつもない名作で様々な影響を残した、こういった事例はかなり多い。the pillowsを知ったのだって、フリクリのEDの「Ride on shooting star」でしょ? 私もそうです。なので、OVAですらない、あまり売れなかったゲーム版だと、もう凄い自由度を手に入れて制作陣もやりたいことができたんじゃないか。

 

 serial experiments lainの話に戻すと、アニメ版の方は難解と言えば難解なのだけどヌルい。シュールさが際立っているが、しかし地上波で放映できてしまったレベルに収まってしまっていると言える。シナリオ版も買ったけど、やっぱりゲーム版よりヌルい。それで、ゲーム版に比べてすごくヌルいのに、アニメ版だけ見ただけでまるで神様仏様のように扱って話しだすので、ゲーム版と完全プレイ動画がある、と教えると狂喜する。

(からかってみたいなら次のようにするとよいのでは。

 身近にいるサブカル君にserial experiments lainの話題をふってみよう。意気揚々とサブカル君はアニメ版serial experiments lainを喋り出すだろう。息が入って間ができた時にこう言ってみればよい。「当然、ゲーム版もやったよね、本番はあっちだもんね」と。その後の人間関係には責任を持つつもりはない。)

 

 ということで、serial experiments lainPS1ゲーム版がモノホンで、凄まじい。オークション界隈ではかなり値がつり上がっているだろうし、そもそももう入手困難なのではないか? よくは知らないが。

リンク貼りテスト。

serial experiments lain - Wikipedia

なるほどこうなるのか。

引用のテスト。

ゲーム

公称ジャンルは「アタッチメントソフトウェア」。企画の中ではもっとも早く進行しつつ、発表は最も遅く、雑誌連載終了後の1998年11月末である。CD2枚により構成されている。

プレイヤーは、ネットワーク内に散らばった lain に関する記録を集め、断片的な記憶をたどって lain の日常生活と彼女の秘密に近づいてゆく。

ゲームの内容は、音声ファイルと映像ファイルの再生の繰り返しという独特のスタイル。ファイルの内容には、玲音の日記、柊子の日記、カウンセリングの記録などがあり、特定のファイルにアクセスすることで新しいファイルやネットワーク領域へのアクセスが可能となる。

ゲームの中でできることはあくまで「ファイルの再生」までであり、それぞれの情報が持つ具体的な意味まではほとんど窺い知ることはできない。「物語の結末を記録したファイルの再生」が一応のエンディングではあるが、物語の全容を理解するためにはプレイヤー自身が頭の中で情報を整理する必要があり、そこから導かれる結論の正当性もまた、各々の判断に委ねられている。

なお、本作の開発スタッフの一部は、同じく「アタッチメントソフトウェア」である「NOёL」シリーズの開発も手がけており、両作品の間には「現実世界と仮想世界の境界が曖昧になるようなプレイ感覚(ただし方向性は正反対)」「断片的な情報を元に全体図を想像する楽しみ」「観測システム『思い出君』の存在(本作ではネットエージェントプログラム、NOёLでは自動追尾式浮遊カメラ)」といった共通点を見ることができる。

年齢制限はかかっていないものの、一部に過激な映像や表現が存在する。

スタッフ (ゲーム)

ディレクター:中原順志
監督:えんどうてつや
脚本:小中千昭
製作:SR-12W / PIONEER LDC.

主要登場人物

岩倉玲音
声 - 清水香里
主人公。おとなしく内向的な少女。ゲーム開始時点では11歳で、14歳まで成長する。12歳の時に幻聴などのためカウンセリングに通い始める。
アニメ版とは異なり、兄弟姉妹はいないが家庭環境はまともな状態となっている。一方で内向的だが一応友達はいるようである。
米良柊子(よねら とうこ)
声 - 岡本麻弥
27歳。アメリカの大学院を卒業後に日本へ帰国し、玲音を担当することになった新人カウンセラー。カウンセリングを通じて玲音と仲良くなっていく。
牧野慎一郎(まきの しんいちろう)
声 - 渋谷茂
コンピュータネットワーク上で玲音と交流を持っている普通のサラリーマン。物語の後半で玲音と初めて接触するが、その際ある事件に巻き込まれることになる。

  ふむふむ。これでだいたい説明できているね。サイバーホラーとサイコホラーが合体したという感じかな。

 

 で、これはニコニコ動画完全コンプリートプレイを動画にしたのがある。1話20分前後で49話ある。

 2008年年末から始まり2010年11月15日で全てを投稿し終えている。私は2009年の時からアップされるのを追っていた。

 今、その動画はちゃんと生きているからこれからニコニコ動画を貼るのだけど、当時は再生回数3000とか2000だったのだけど、2016年6月15日の段階で1話7万回再生されている。話数を重ねるに連れて再生回数が減っていく(途中棄権者という事だろう)。最終話再生回数1万3千回だ。6万人が棄権したわけだが1万3000人前後は完走したらしい。

 あれえ、もしかして、もう、serial experiments lainゲーム版を完全プレイしたぞ(動画を見ただけのハッタリ)、ってあまり威力を持たないのかな。時の流れって凄いな。

 以下に3話までニコニコ動画を貼り付けます。それ以降まで見たい人は各自で追ってください。名作です、愕然とするくらいの内容を持っています。

 具体例一つも言わないのもアレだから、ちょっとだけネタバレしちゃうと……、[カウンセラーが岩倉玲音にハッキングされていて岩倉玲音の診断書やら何やらのファイルを……、しかも書いたのは本当にカウンセラー本人だったかそれとも……ちょっと待て、全部操られていたのだとすると、それじゃカウンセラーの自我はいったい……(ここまで、あとは自分の両眼で確かめて)。]

 

動画アップした人の、プレイ動画まとめ(マイリスト)

 

 一日2話ずつ、40分で再生して見ていけば25日間で見ることができる。一気に完走したいなら丸々一日お休みをとってもらって、約20分×49話だから16時間くらいかかるけどやれそうならやってみよう。

 この頃ホラーの文脈を欲しいと言っていて、これを思い出したという経緯である。 


 今日は晴れていたのでウォーキングをした。行き20分帰り20分の往復40分。3.76km、4194歩。やっている最中はもっとやれる、と思ってしまう。30分30分の往復60分やれるんじゃないか、と。

 でも帰宅して冷房入れた部屋で休んでいるとどっと疲れが襲ってくる。という事で20・20の往復40分を、6月はそれを守ってやってみようと思う。7月になったら、25・25にするか30・30にするか、という感じ。